こんにちは、よーぶんです。
関東は雨模様の連休初日になりました。
またコロナの新規感染者が東京で300人超えなど、
連休がつまんなくなる状況にウンザリしております。
かく言うよーぶんも実は関西方面に出かけようと企んでいたのですが、
さすがに直前で全ての予定をキャンセルしてStay homeしております。
さて今日から青春18きっぷでの旅を快適にするための、
よーぶん流路線別攻略法を少しずつ御紹介したいと思います。
コロナが少しでも沈静化した時への参考になればと思います。
第1回の今回は東海道本線、東京から豊橋までをお届けします。
東海道本線。
それは日本の大動脈となる大幹線です。
貨物輸送においては今もなお重要な役割を果たしていますが、
旅客輸送に関してはすっかり新幹線にその座を譲り渡し、
東京口、中京圏、京阪神を除くと長大なローカル線と化した感があります。
昨今の近郊輸送の常として短く運転区間は切られ、
長大路線ゆえにプランニングで下手を打つと案外過酷な行程を強いられます(笑)
ぜひ時刻表を上手く活用して賢く乗りこなしましょう。
1. 東京 – 熱海
東海道本線の東京口、熱海までがJR東日本の管轄です。
以前はほぼ全ての東海道線列車は東京駅発着でした。
しかし先年の上野東京ラインの開業は、
首都圏における各線中距離電車の運行形態を激変させてしまいました。
東京駅並びに上野駅での折り返し運転を解消し、両駅のスルー運転を実現させたのです。
これにより山手線等の混雑緩和に大きな効果があったのは事実ですが、
青春18きっぷを使う場合、都内から東海道線を西へ下る際に、
東京駅で始発列車に乗って必ず座席を確保することが難しくなってしまいました。
上野東京ライン開業後は早朝の数本に東京/品川始発が残存する以外、
そのほとんどが東北線/高崎線からのスルー運転となってしまったからです。
時間帯によっては旅の早々から立って行くことになり兼ねないのです(苦笑)
そこでよーぶん氏は東海道線西下の折は上野で乗車することをおススメします。
東北上越新幹線の東京開業に上野東京ラインの開業と、
かつて東京における北への玄関口だった上野駅はその地位は失ったとはいえ、
今も東北線/高崎線からの乗客が山手線や地下鉄等に乗り換える駅である事に変わりはありません。
そうです、上野駅で比較的多くの降車客があるというのが狙い目なんですね。
さて東海道本線の電車はそのほとんどが熱海行きです。
むしろ熱海より手前の駅が行先の電車(例: 平塚/国府津/小田原)は捨ててしまいましょう。
先に発車する熱海手前の駅が行先の電車に乗ったとしても、その終点駅に乗換列車はいません。
大抵の場合、その次に来る、即ち後を追ってきた熱海行き電車に乗り換えるハメになるはずです。
従って熱海着が早くなるようなことはほとんどないはずです。
そして熱海到着、ここが東海道線西下の際の重要拠点駅になります。
2. 熱海 – 豊橋
熱海駅、ここから東海道本線はJR東海の管轄となります。
この駅は本当に大きな大きな意味を持つ駅になります。
JR東日本管轄地域の東海道線列車は最長15両、短くても10両編成です。
しかしながらここからのJR東海管轄地域は最短2両、最長でも6-7両編成と、
大きく編成が短くなり輸送量に大幅の格差があるのです。
このため青春18きっぷの時期には東海道線からの列車が到着すると、
その長い編成の前後に乗っていた乗客がホーム中央付近にしか停まらない、
編成の短い静岡方面への列車へひた走るという光景が見られます。
よーぶん氏は決してこの乗換ダッシュに参加しません。
この熱海で接続良く連絡する静岡方面の列車は確実に捨てて、その次以降の列車に乗車します。
理由は熱海駅の東京からの距離とこの先の乗換駅の状況を勘案するからです。
熱海駅は東京駅からだと100キロ強余り、時間にして約2時間。
ちょうど一服したくなる距離、時間なんですよね(笑)
また今後の乗換を考えるとここは豊橋までの東海道線静岡県区間における、
最初で最後の兵站(補給)基地になる可能性があるのです。
この静岡県内は天下の大動脈東海道本線が青春18きっぷトラベラーに対して、
それこそ情け容赦なく牙を剥く過酷な区間であるのです(笑)
熱海始発の電車は一部沼津止まりがあるものの、ほとんどが静岡もしくはその先が行先です。
浜松/豊橋行に乗れればシメたものですが、静岡行の場合は思案が必要です。
この静岡県内では区間列車の使い方がとても重要です。
仮に静岡行に乗ってしまった場合、静岡での乗換列車の行く先に要注意です。
これによっては乗っている静岡行の電車を興津駅で降りる事を検討してみて下さい。
この興津駅は静岡駅を挟んで島田駅/浜松駅との間への区間列車の始発駅に設定されています。
興津駅で始発の区間列車を拾った方が静岡駅でのわずかな乗換時間に慌てずに済んだり、
または結果的のその興津駅始発の区間列車が乗換列車だったなんて可能性もあります。
これと同じような例が浜松駅前後にもあって、
掛川駅を始発にして浜松駅/豊橋駅への間に区間列車設定があります。
そしてこの区間列車を上手く使って静岡県内を乗り継いでいくと、
静岡駅や浜松駅といった大きな駅での慌ただしい乗換を避けることが出来るのですが、
その一方で興津駅や島田駅、掛川駅といった小さな駅での乗換を繰り返すことになります。
下手をすれば熱海を発して豊橋までの約4時間弱余りを、
休憩/補給に不便な小さな駅での乗換が続くことになり兼ねません。
これが最初によーぶん氏が熱海駅を重要な駅だと言った最大の理由です。
静岡駅や浜松駅での乗換は食事/休憩を取るには最適な駅なんですが、
その一方で青春18きっぷトラベラーによる過酷な乗換競争が繰り返される駅なんです。
3. 最後に
再度言いますが東海道線熱海以西は列車編成が最短2両から最長6-7両です。
青春18きっぷシーズンでなければ何の問題もありませんが、
この青春18きっぷシーズンは残念ながら充分な輸送力とは言い難い状態なんです。
それを頭に入れて静岡県を縦断するプランを練って下さい。
ただ目の前の列車に乗り換えていくというプランでは、東海道線静岡県区間は難敵です(笑)
次回は東海道本線第2回として豊橋から神戸の行程を解説します。
この区間には最大の難所が待ち受けています、乞う御期待!(爆)