青春18きっぷ、よーぶん流路線別攻略法 – 山陽本線編2

こんにちは、よーぶんです。

山陽線編も三原までやって来ました。
今回は山陽線編第2回、三原から広島を挟んで、
山陽線の終点となる九州門司までを一気にお届けします。

1. 三原 – 岩国
三原/糸崎でそこを始発の広島方面への列車に乗車したら、
その列車の行先に注意するようにしてください。
岩国行であれば何も言うことはありません。
広島地区が目的地であったり乗換がない限り、
そのまま岩国を目指して下さい。
目的がないのに広島での途中下車は決して勧めません。
もし行先が広島とか大野浦となっていたら時刻表を確認下さい。
三原の少し先に白市、また西条という駅があります。
今乗っている広島/大野浦行の列車の少し後(15分程度)に、
白市/西条始発の列車がありませんか?
その列車はたいてい広島より先、岩国まで行く列車ではありませんか?
もしそうならば迷わず白市/西条でその列車を降りて、
白市/西条始発の列車に乗り換えましょう。

広島は中国地方最大の都市です。
そして地形的な事情から山陽線に沿って、
東西方向に細く長く市街地が形成されています。
このため広島駅を挟んで山陽線は西条から宮島口あたりまで、
結構な輸送量のある区間となっています。

かつて分割民営化を控えた旧国鉄はこの広島地区で、
それまでの長距離輸送に比重を置いた運行ダイヤをやめ、
いわゆる運転間隔をパターン化した都市型ダイヤを導入し、
乗客増加という実績を残し、これを全国に拡大しました。
実はこの都市型ダイヤというのは青春18きっぷトラベラーとは、
すこぶる相性の悪いものでして、その中身というのが、
短編成で短く切った運転区間を数多く往復するというものです。

この都市型ダイヤの元祖となった広島地区では、
絶対ではありませんが三原/糸崎 – 大野浦、白市/西条 – 岩国と、
広島駅を挟んでこの2パターンの運行形態で、
東西に長い広島地区をカバーしているのです。
なぜ2パターンにするのかって?
それは最も乗客が多くなるのは広島駅前後ですよね。
即ち広島駅に近い白市/西条 – 大野浦で2パターンの運行形態を重複させて、
やや乗客が減る外側は1パターンを短く切って輸送量を調整させているわけです。
そうすると車両の運用までも効率化できることになります。
そういうわけで乗降客の多い広島での乗換を回避するため、
岡山方面から来る場合は白市/西条が、下関方面から来た場合は大野浦が、
広島地区を乗り通す際のキーポイントな駅となります。
広島も穴子、牡蠣、お好み焼きと美味いものがたくさんありますが、

広島あなごめし
広島お好み焼き

広島を乗り通す必要がある場合は諦めましょう(泣)
それゆえに前編で尾道での食事/休憩をおススメしたわけです。
さてこの都市型ダイヤを攻略すれば岩国まで座って行けるでしょう。
岩国、ここはもう山口県です。

2. 岩国 – 門司
この岩国駅での乗換接続はすこぶる良いのですが、
よーぶん氏はここですぐ次の列車に乗り換えるのはおススメしません。
乗り換える列車はそのほとんどが本州最西端の下関まで行きます。
さっきまで難解な都市型ダイヤと格闘したかと思うと、
今度は比較的簡単な行程になります。
しかし下関までおよそ3時間強、そう山口県は長いのです。
従ってこの岩国で休憩/補給を済ませることをおススメするわけです。
だいたい次の列車まで30分程度。
食事までは無理ですが飲み物なんかは調達できるかと。

そして次の下関方面の列車に乗り込みましょう。
一部に途中の新山口行もありますが、大抵は下関まで行けるはずです。
下関では短い接続で関門トンネルを行くJR九州の列車に乗り継げます。
そう、この下関からJR九州の管轄です。
関門トンネルを抜けるとそこは九州、そしてすぐ門司に到着です。
神戸からの山陽本線はここ門司までです。
ただ下関からの列車のほとんどは隣の小倉まで行ってくれるはずです。

ここまで4回、東京から門司まで東海道/山陽線を下ってきました。
次回以降はどの線区を御紹介するのか決めていませんが、
当分このシリーズ続けます、乞う御期待!(笑)

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