こんにちは、よーぶんです。
うっかりしてました、こんなニュースが出ていたなんて(汗)
SONY AマウントのAPS機α77iiとAマウントレンズをEマウントボディで使う、
マウントアダプターLA-EA3がディスコンだそうです(泣)
(SONY HPより)
下記リンクがソースです。
https://tecstaff.jp/2020-07-16_la-ea3_info.html
(ソニーショップ テックスタッフさんのHPにリンクします)
ここ数年放置プレイ(笑)となっていたSONY Aマウント。
これを言うとα77シリーズをお使いの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、
よーぶん氏の見立てとしてAPSはα77iiで終わりだろうと思ってました。
従って後継機発表がないままα77iiがディスコンということは、
よーぶん氏の見立ては間違いないと思っています。
しかし驚きなのがマウントアダプターLA-EA3の方です。
A→Eのマウントアダプターはもう一つLA-EA4というのがあります。
ただ1本の例外を除いてすべてのAマウントレンズに対して動作するとはいえ、
わずか15点測距だけのAFセンサーを内蔵するLA-EA4よりも、
基本はMFですが一部の特定のAFモーターを持ったレンズに対してのみ、
EマウントボディのAF性能に依存することが出来るLA-EA3の方に、
よーぶん氏はとても魅力を感じていました。
というか実は6月初めにα7iiiに使うためにあるAマウントレンズを購入、
併せてLA-EA3も購入していたよーぶん氏にはまさに寝耳に水です。
この事を含めて今回はSONY Aマウントの未来を考察したいと思います。
1. SONY Aマウントとは?
実はおいおいAマウントの解説もするつもりでしたが、
急遽併せて今回記事にすることにしました。
1985年に旧ミノルタ(現コニカミノルタ)によって送り出された、
実用では世界初となるAF機能搭載の一眼レフカメラα-7000に採用された、
AF機能に対応した一眼レフ機用レンズマウントです。
すべてのレンズ制御をカメラボディ側で行うことで、
AFレンズの実用化/小型化を実現した画期的なマウントでした。
しかし絞り制御に機械駆動が残ったために完全電子制御とはなっていません。
これは後発のCanon EFマウントによって実現されました。
ちなみにNikonのFマウントも絞り制御に機械駆動が残ったマウントですね。
後年コニカと合流してコニカミノルタとなっていた旧ミノルタは、
カメラ事業をSONYに譲渡することになり、
このAマウントはその後SONYに引き継がれました。
そして2010年にトランスルーセントミラー(以後TLMと略)を採用したα55より、
従来のクイックリターンミラーではないカメラボディとなって、
現在まで続いているマウントです。
2. どーなる!? SONY Aマウントの未来
SONYは2013年にフルサイズのEマウント機α7を送り出して以降、
誰の目にもEマウントの開発に心血を注いできたのは明らかです。
その陰でAマウントは徐々に再婚した嫁の連れ子の様な扱い、
まさに日陰者の悲哀を感じる扱いをされてる印象になっていきます。
とはいえ2016年のα99iiの登場は多くの喝采を受けたのは事実ですし、
決してSONYもAマウントを蔑ろにしているわけでもないのでは?という、
憶測もないわけではありません(よーぶん氏含む)。
また2017年には海外で下記の様な報道もありました。
https://digicame-info.com/2017/10/a-23.html
(デジカメinfoさんのHPへリンクします)
ここでSONYはTLMでしか出来ないことがあると明言しています。
実はよーぶん氏、α99ii登場時に大いに悩んだひとりです。
もちろんα99iiが魅力的なボディだったというのはさることながら、
それよりもAマウントのレンズが魅力的だったということです。
ミノルタ以来のGレンズ、そしてSONYに継承された後に登場した、
SONYと提携しているZeissの銘を許されたレンズたち。
よーぶん氏はドイツ贔屓であり、かつZeiss信者です。
ツァイスで純正AFが使える、これはたまらんのでした(笑)
結果としてα7iiiを購入したよーぶん氏でしたが、
いつかはAマウントのレンズをα7iiiで使うと固く誓っていたわけです。
しかし正直言って今回のマウントアダプターLA-EA3のディスコンは、
頭の周りで”?”マークが舞っています。
比較的新しいAFモーター(SSM/SAMという呼称)駆動のレンズであれば、
α7シリーズのAF性能を最大限に引き出せるのです。
それを捨てて15点のみの測距点しかないLA-EA4を何故残す?
Aマウントを畳む気ならばむしろ先にTLM内蔵のLA-EA4がディスコンでは?
よーぶん氏には納得がいかないのです。
ここからはよーぶん氏の希望的な観測も多分に入ってくるのを承知いただき、
よーぶん氏の考えるAマウントの未来を語っていきます。
まず結論からいきましょう、
よーぶん氏はSONYはAマウントを畳む気はないと考えています。
近い将来にα99iiiが出現すると信じます。
再度持ち出して恐縮ですが、
2017年にSONYはTLMでしか出来ないことがあると明言しました。
多くの方はTLMをミラーレス化までの繋ぎの技術と認識しています。
よーぶん氏も当初はそう思っていました。
しかしTLM機の投入は2010年、このときAPSのEマウントは発売済みでした。
そして2013年にはフルサイズのEマウントが送り出されています。
当初SONYはフルサイズEマウントの可能性を否定していましたが、
恐らく2010年にはある程度の目処があった上での企画は存在したと考えます。
そうすると時系列的に物事を考えるとあの時点でTLMを投入したのは、
ただ単にミラーレス化への繋ぎだけだったのかという疑問が消えないのです。
やはりSONYはTLMに何らかの可能性を見出しているのではないかと。
そこで2017年のTLMしか出来ないことがあるという話が信憑性を帯びるのです。
ではTLMでしか出来ないこととは何か?
2016年発売のα99iiは4200万画素の高画素で連写12コマ/秒を実現しています。
その前年2015年に発売されたα7Riiでは10コマ/秒を実現していましたが、
2017年発売のα7Riiiでは10コマ/秒に据え置かれています。
この2コマ/秒の違いは何なのか?
ひょっとするとTLMは高画素における連写で、
ミラーレスに対してアドバンテージがあるのではないか?
そして先日α7Siiiが発表されました。
2015年を思い出してください、
α7Riiで4200万画素に驚いて、α7Siiで動画性能に驚いて、
翌2016年それらのいいところを数多く持ったα99iiが出た。
昨年に6100万画素がα7Rivで、そして先日のα7Siii。
仮にSONYがTLMの高画素での連写性能にアドバンテージを感じていれば、
α99iiiがデビューする舞台は整っているのです。
ネット上でたびたびα9Rを待望する声が上がりますが、
よーぶん氏はSONYにとしてはα9Rに相当するものとして、
Aマウントフルサイズ機を考えているのではとよーぶん氏は考えるのです。
その証拠にいまだにフラッグシップという表現を、
SONYはα99iiに与えているのではないかと思うのです。
そこで意味を持つのがLA-EA3のディスコンなのです。
以前から待望されていたAFモーターを内蔵した、
マウントアダプター仮称LA-EA5の目処がついたのではないかと思うのです。
そうでなければ今すぐに大問題にはならないにしろ、
α77ii等のDTレンズユーザーさんの救済は出来ません。
そしてこの仮称LA-EA5と同じタイミングあたりで、
EマウントレンズをAマウント機で使える夢のようなマウントアダプター、
内部に補正レンズを入れたマウントアダプターが出現するのではないかと。
多少光学の心得のあるよーぶん氏にはこれがどれほど難しいものか、
それは充分に理解はしています。
もしSONYにAマウントを続ける気が少しでもあるならば、
最後にレンズが出たのは2015年だったと思いますが、
それ以降音沙汰がないのは何故か?
それを多くの人がAマウントを畳む兆候と捉えているわけですが、
ならば2016年に現在でも十分に戦えるα99iiはなぜ投入されたのか?
出来る出来ないは別としてEマウントレンズをAマウントボディで使う、
そんな計画がSONY内部にあれば新規レンズの投入は控えるはずです。
AマウントボディをEマウントボディと同じように使える。
そうすればα99iiiはα9Rの代わりになり得るかもしれません。
3. まとめ
α77iiがディスコンになったことでおそらくAマウントは、
エントリー層を取り込む可能性を完全放棄したものと思います。
しかしTLMがミラーレスに対してアドバンテージがある部分のみを、
プロ/ハイアマチュア向けに特化させたマウントとして、
Aマウントは存在できるのではないかと思うのです。
それにはAマウントボディでEマウントレンズが使用できる必要があります。
それこそが最近SONYがしばしば言っている”ワンマウント”は、
案外そこを意識して言っているんではとよーぶん氏は思うのです。
追記(02 Sep, 2020)
本日(9/2, 2020)、ディスコンとなったLA-EA3の後継として、
SONYより新しいマウントアダプターLA-EA5が発表されました!
詳細については後日記事にしようと思います!