こんにちは、よーぶんです。
先日タムロンがEマウント向けの交換レンズ開発を発表しました。
これがこちら。
(タムロンのHPより)
またタムロンのプレスリリ-スを御覧下さい
https://www.tamron.co.jp/news/press_release/20200804.html
(タムロンのHPへリンクします)
それではこのレンズについて解説していきます。
A. タムロン A047とはどんなレンズ?
今回発表されたこのレンズは、
焦点距離70mmから300mmまでをカバーする望遠ズームレンズです。
開放値は広角端70mmでF4.5、望遠端300mmでF6.3。
すなわち焦点距離で開放値が変動するズームレンズです。
仕様をまとめてみましょう。
1. 長さ148mm、最大径77mm、重量545g
2. 最近のタムロンEマウント用レンズと共通のフィルター径67mm
3. 最近のタムロンレンズでは標準装備のAF用”RXD”モーターを採用
4. 瞳AF等のSONY製ボディの撮影機能に各種対応
最近タムロンが送り出しているEマウント用レンズに、
ほとんど仕様が揃えられた望遠ズームレンズですね。
やはり注目はそのサイズです、このクラスとしては世界最小最軽量。
焦点距離300mmに届くズームレンズとなると、
やはりそれなりの大きさを覚悟しなければならないものですが、
このサイズ感は大変魅力的なものだと思います。
開放値はF4.5スタートで望遠端でF6.3。
とっても実用的な範囲でこれが軽量化にも貢献していると想像されます。
またこのレンズもフィルター径が67mm。
最近のタムロンのEマウント用レンズはここを揃えてきていますね。
いくつものフィルター径でフィルター揃えずに済むことは、
ユーザーにとってとても優しい、考えられた仕様です。
採用されているAF用RXDモーターは比較的評価が高くて、
このモーターが採用されているならば瞳AFを始めとして、
SONY製ボディのAF性能は充分に引き出してくれるでしょう。
たまにもたつくという評価もあるようですが、
それはなんだかんだ言ってもサードパーティーのレンズなんでね(笑)
その一方で恐らくレンズ内手振れ補正はないものと思われます。
ここのところのタムロンは手振れ補正はボディ側に依存して、
レンズの軽量化を図ることで徹底されているので、
プレスリリースにもこの点が触れられていないということは、
そういうことだろうと推測します。
また三脚座が付属していないものと思われます。
オプションであるのかどうか、ここは要確認なポイントですね。
あと現段階では撮影最短距離及び価格は不明です。
B. まとめ
結論からすると大変手堅く纏めたなという印象のレンズです。
このクラスのレンズは飛行機、鳥、鉄道といったものが撮影対象の方や、
お子さんの運動会/文化祭等での撮影にぴったりなレンズです。
SONY純正にSEL70300Gというレンズがありますが、
あちらは手振れ補正があるために重さが854gもあります。
ボディ側に手振れ補正があるのは最近のEマウントボディの標準ですので、
望遠端の明るさ(SEL70300GはF5.6)と手振れ補正を必要としない限り、
特にお子さんの運動会レンズとしては、
よーぶん氏はA047の方を選択するのがベターな気がします。
炎天下で重いレンズを振り回すのはかなり大変だと思いますので、
軽いA047はとっても理想的なレンズだと思います。
ただ注意してもらいたいのは、
A047には三脚座がありません(ちなみに純正SEL70300Gもない)、
おそらくオプションも準備されないのではないかと思います。
三脚使いたい方はこの点をしっかり検討することをおススメします。
いずれどこかの中華業者がAmazonあたりで売り出すよーな気もしますが(笑)
そしてA047はレンズ内手振れ補正がありません。
望遠端での開放値F6.3はどうにもならないくらいに暗いなんてことはなく、
実用的な範囲ですがお子さんの文化祭なんかの室内イベントでは、
もしかするとシャッタースピードが長くなってしまい、
さすがに望遠300mmとなると手振れの影響が出るかもしれません。
この際はカメラ側の感度を上げて対応するしかありません。
最近のEマウントボディは高感度耐性が強いので、
多少感度を上げたところでノイズは出ないと思いますが。
おそらくタムロンの意図としてはボディに手振れ補正あるし、
ボディが高感度に強いし、大丈夫じゃね?ということかと(笑)
とはいえ飛行機や鳥、鉄道といったものを撮影する方には、
軽量なレンズゆえに手持ちでも日中は問題なく撮影できるかもしれませんが、
薄明りだったり夕暮れ時にはボディが高感度に強いとはいえ、
結構感度高めになってちょっと厳しいかなぁとも思います。
そうなると純正SEL70300Gの方が有利かもしれません。
写りについてはサンプル写真が出てきての評価ですね。
ここ最近のタムロンからすると期待できると思いますが!
☆この記事を読んだ方は下記記事もおススメ!☆
1. シグマ、フルサイズミラーレス用85mm Artレンズ発表! 一眼レフ用とどう変わったかをよーぶん氏が解説します
2. SONY α7iiiを2年間使用したレンズ交換式カメラ初心者よーぶん氏がレビューします!
3. SONY Eマウントについて、よーぶん氏が解説します
4. SONY α7Siii発表! スチル派のよーぶん氏はどう見た?