青春18きっぷ、よーぶん流路線別攻略法 – 東北本線編1

こんにちは、よーぶんです。

さてこの企画では前回常磐線回りで仙台まで御案内しました。
(前回常磐線編をお読みでない方はこちらをクリック)
今回は東北線回りで仙台に向かいましょう。
しかし案外苦戦する行程ですので、
これをしっかり読んで東北線を攻略してください(笑)

1. 上野 – 黒磯
とりあえず上野を起点として話を始める事としますが、
やっぱりここも上野東京ライン開業の影響は大きいです。
特に東北線は常磐線(常磐線は品川までの直通)とは異なって、
ほとんどが東海道線熱海方面へのスルー運転となっています。
従って日中1時間に1本程度上野始発が設定されている以外は、
東海道線からの直通列車ばかりです。
なので出発地次第では東北線の列車に乗車する駅は、
座席確保のためにもしっかり考えましょう。

首都圏西部が出発の場合はやっぱり品川でしょうか。
そうすれば新橋/東京と降車客の多い駅で、
座席を確保しやすいのではないかと。
首都圏東部が出発の方は上野始発を狙うのがベターかと。
ただ行先は確実に宇都宮行に乗りましょう。
小金井止まりに乗るのはおススメしません。

また新宿駅あたりが利用しやすい方は、
湘南新宿ラインの列車を狙うのもひとつの考え方です。
この場合も行先に注意下さい。
結構小金井止まりがこちらは多いので、
宇都宮行を狙うか小金井で後続に乗り換えるか、
しっかりプランに合わせて時刻表で考えましょう。

宇都宮方面への列車に乗れたら、
とりあえず宇都宮まで黙って向かいましょう(笑)
小金井止まりに乗った方は小金井で、
後続の宇都宮行を拾ってください。
それ以外は宇都宮までは特に注意点はありません。

宇都宮から先は日中30-40分に1本程度の運転頻度です。
かつては上野から黒磯までの直通列車が設定されていましたが、
今はほとんど宇都宮で運転系統が分断されています。
そしてここでの乗換は食事/休憩/補給を考慮下さい。
この先は当分余裕ない乗換が続きます、
乗換にしくじるとその後の予定に結構響く可能性があります。
そういう意味では宇都宮、重要なポイントです。
宇都宮といえば餃子ですね。
宇都宮餃子
宇都宮餃子でビールも悪くありません。
ただ後の行程に影響出るような出来上がり方はやめましょう(笑)
また宇都宮は日光方面への乗換です。
首都圏から日光というのは浅草から東武線利用というのが、
一般的なイメージかもしれませんが、
宇都宮から日光線という路線が分岐しています。
場合によっては日光観光を組み入れて北上するのも一興です。
この場合は宇都宮で1泊ということになると思いますが。

この宇都宮で食事/休憩/補給を済ませたら、
黒磯行の列車に乗り込みましょう。
この区間は宇都宮始発はすべて黒磯行です。
座席が確保出来たらもう心配はありません、
のんびりと那須の山々を車窓に黒磯に向かいましょう。

ちなみに塩原高原や塩原温泉に向かう方は、
途中の西那須野で下車してください。
JRバスが塩原へ路線バスを運行しています。
日中はひとつ先の新幹線接続駅那須塩原から出ていますが、
朝夕はこの西那須野が始発なので御注意を。
またこのJRバスは青春18きっぷでは乗車出来ませんので、
この点についても御注意を。

塩原なんかへの寄り道がない方はこのまま黒磯へ。
スムーズに来れるのはここ黒磯までです。
ここからの行程はまさに”奥の細道”、難行程です。

2. 黒磯 – 仙台
この黒磯で乗り換える列車は現在すべて新白河止まりです。
この新白河、黒磯からわずか5駅、20km強です。
以前は郡山方面まで行けたんですが、
ここ数年前からこんなダイヤになりました。
なぜこんなダイヤになったかはおおよその想像がつきますが、
ここの大筋には関係ない話なので省略します(笑)
いずれにしてもこの短距離で乗換が続きます。
ただ黒磯、新白河でも接続はそんなに悪くないので、
しっかり乗り継いで行きましょう。
ただ運転間隔は1時間に1本ですので注意しましょう。
乗り継いだ列車もほとんどが郡山止まり。
福島まで行く列車もありますが日中は郡山までと思って下さい。
郡山での接続も悪くはないので先へ急ぎましょう。
列車運転間隔は変わりません、1時間に1本程度です。
なお会津方面へはここ郡山で磐越西線へ乗り換えて下さい。
郡山で乗り換えると日中は福島でまた乗換です。
福島でも仙台方面への接続は悪くありません。
しかし運転間隔は相変わらず1時間に1本程度です。

ですので先を急ぐには目の前の列車に乗るしかありません。
宇都宮から約3時間程度この繰り返しなんです。
ここなんですよ、東北線が難行程なのは。
結構短い運転区間で乗換が続いて距離を稼げません。
またその度に座席確保を繰り返す、のんびり出来ないんですよね。
よーぶん氏は時刻表見るたびにストレス溜まります(笑)

ちなみに福島では山形方面への乗換になります。
が、奥羽本線はまた運転本数が少ない。
場合によっては仙台回りの方が良いかもしれません。
福島で仙台方面への列車に乗車したら、
そのほとんどが仙台まで直通します。
稀に白石での乗換が必要な場合がありますが、
それに当たったらご愁傷さまですとしか言えません(笑)
いずれにしても福島でおおよそ仙台まで行けます、
最悪1回余計に乗換があるくらいです。
そうすれば杜の都仙台に到着です。

どうです?
やっぱり常磐線回りの方がラクでしょ?(笑)
ただ東北線回りは日光/塩原/会津と、
著名な観光地への乗換が多いのは確かです。
こういった場所への立ち寄りがある場合は東北線を、
ただひたすら北を目指すなら常磐線をという風に、
使い分けるのがベターかなとよーぶん氏は思います。

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