こんにちは、よーぶんです。
前回は東北本線回りで仙台までやってきました。
その前回、すなわち前々回は常磐線回りで仙台まで御案内しました。
(前回東北本線編1をお読みではない方はこちらを、
また前々回常磐線編をお読みでない方はこちらをクリック)
今回は東北線を仙台から北上して行きましょう。
さて今回のお話をする前に、よーぶん氏は大変悩みました。
何を悩んだかというとこの東北本線編2で東北線は完結予定なのですが、
どこを東北線の終点として扱うかということにです。
よーぶん氏のような昭和世代(爆)にとって、
東北線の終点といえば間違いなく青森なんですが、
現在の青春18きっぷでは東北線だけで青森まで行けません。
その理由は東北新幹線の新青森延伸によって、
東北本線の盛岡-青森間は廃止、そして第三セクター会社へ経営移管され、
現在の戸籍上における東北本線は盛岡までとなっているからです。
ちょっとブラックモードになっていいですか?(笑)
国鉄分割民営化の際に地域分割する大義名分は、
地域密着だったはずなんです、なのに分割された地域会社は、
儲かる長距離輸送に傾注し、儲からない地域輸送は軽んじる。
これが国鉄分割民営化の結果です。
こんなことは当時から各線の輸送実態見れば明らかなのに、
実態を知らない政治家/学者連中が理屈だけをコネた結果、このザマです。
結果として地方の方が損をし、都会だけが得をする。
そして地方が不便になれば都会へ人が流れる、当然のことです。
それでも今なお新幹線を造る、長距離輸送は航空機でいいのではないですか?
新幹線造るカネで空港アクセス鉄道造ればいいんです。
だからよーぶん氏は当時から国鉄分割民営化に反対だったし、
あの当時から新幹線という乗り物が大嫌いです。
スミマセン、感情的になってブラックよーぶんになってしまいました(汗)
さて気を取り直して話を本筋に戻しましょう(笑)
この企画において東北線をどこまでとするか。
青春18きっぷの原則に基づき乗車不可の第三セクター区間はここでは語らず、
ひとまず戸籍上の盛岡までを東北線として扱うこととします。
盛岡以北については別稿にてお話ししようと思います。
1. 仙台 – 一ノ関
というわけで盛岡を終点として話を進めます。
まずは一ノ関までについてお話しします。
仙台から東北線で北を目指す際は列車の行先に気を付けましょう。
利府行という列車に乗ってはいけません。
利府という駅は東北線の支線、利府支線の終点でどこへも連絡はありません。
乗車すべき列車は小牛田行か一ノ関行です。
利府行を除くと運転本数は1時間に1-2本、しかもほとんどが小牛田止まりです。
一ノ関まで直通する列車は近年めっきり減ってしまったようです。
小牛田での接続は悪くなく、一ノ関行に問題なく乗り継げるでしょう。
ただこの地域の列車は現在では2両単位が基本なので、
多客期になりかねない青春18きっぷシーズンは、
2両編成1本の場合は座席確保は易しくないかもしれません。
特に小牛田以北は2両編成1本、すなわち2両が多いと思われます。
昔はねぇ、運転区間も長く編成も長かったんですがねぇ(泣)
なお小牛田は石巻方面(石巻線)、奥羽線新庄方面(陸羽東線)への乗換駅です。
もっとも石巻を目指すならば、
仙台から仙石線もしくは仙石東北ラインを使うのがベターでしょう。
前述の通り小牛田での乗換接続はたいてい悪くありません。
ここで一ノ関行に乗り換えたら何も考えず一ノ関に向かいましょう。
一ノ関はもう岩手県です。
この一ノ関の乗換は要注意です!
2. 一ノ関 – 盛岡
一ノ関で乗り換える列車はほぼすべてが盛岡へ行きます。
ここは大きく問題ではないのですが、この乗換が大変接続が良い時と、
すこぶる接続が悪い時の差がとても大きいことが要注意です。
運転本数は日中1時間に1本程度。
接続悪いタイミングだと約1時間弱待つことになります。
よーぶん氏はこの一ノ関での乗換と併せて平泉観光を考えたらどうだろうかと。
平泉は一ノ関から盛岡方面に2つ先の駅なんですが、
この一ノ関からも平泉中尊寺方面へ岩手県交通のバスが出ています。
中尊寺は平泉駅からちょっと距離があるのですが、
浄土庭園で有名な毛越寺は平泉駅からそんなに遠くありません。
もし一ノ関での乗換接続が良くなければ、
平泉方面へのバスを調べてみてください。
岩手県交通の時刻表ページを貼っておきます。
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/ichinoseki_hiraizumi.html
この中の一関前沢線が平泉へ向かうバス路線です。
上手くいけば平泉観光をして平泉駅で列車を拾うなんてことも可能です。
一ノ関で列車に乗れたら、もしくは平泉で列車を拾ったら、
前述した通りほとんどの列車が盛岡まで直通します。
途中の北上で奥羽線横手方面(北上線)への乗換、
また花巻で遠野/釜石方面(釜石線)への乗換となります。
途中での乗換がなければそのまま盛岡へ到着です。
盛岡からどのような経路を採るにしろ、
ここは食事/休憩/補給を考えるべき場所です。
何といってもここから先はどの経路でもまったく上手くはいかないので、
のんびり盛岡冷麺でも食べていってはどうでしょう(笑)
この盛岡より先の旧東北線は目時までがIGRいわて銀河鉄道線となり、
その目時から青森までが青い森鉄道線となっています。
この盛岡以北の旧東北線は青春18きっぷは使用できません。
また盛岡では奥羽線大曲方面(田沢湖線)、宮古方面(山田線)、
そして奥羽線大館方面(花輪線)への乗換となります。
ただ奥羽線大館方面の花輪線は盛岡-好摩間において、
旧東北線、すなわちIGRいわて銀河鉄道線を運行することになるので、
盛岡-好摩間にて別途運賃(¥660)が必要になるというフザけた形態になります。
青春18きっぷのみで青森を目指すなら、
この花輪線回りが最も現実的な気がしますが、
別途運賃が必要になるのと運転本数が少ないのがネックです。
とはいえ奥羽線大曲方面の田沢湖線も大曲に向かえる列車も、
1日に3本しかないという無様なダイヤなので、
それに比べるとまだマシという程度です。
従って青森方面へ向かうのに、
このGRいわて銀河鉄道線と青い森鉄道線をどう攻略するかは、
次回以降の別稿にて解説しようと思います。
まぁちょっと”青春18きっぷ”というこの企画の本筋からは逸れる話ですが、
そんなこと気にする方はいないと信じて(笑)、
のんびり列車旅する方の役に立つ企画であればいいと、
極めて都合よく解釈してこの企画続けていきますので、
都合よく役に立てていただければと(爆)
☆この記事を読んだ方は下記記事もおススメ!☆
1. 青春18きっぷ、よーぶん流路線別攻略法 – 東北本線編1
2. 青春18きっぷ、よーぶん流路線別攻略法 – 常磐線編