旧信越線めがね橋(群馬県安中市) – レトロを訪ねて 第6回

こんにちは、よーぶんです。

まだまだ残暑が残るこの頃ですが、
もうすぐ日本中の山野が紅く黄色く染まる美しい季節がやって来ます。
今年は春の桜を楽しむ余裕もない年になってしまいましたが、
せめて紅葉は楽しみたいものですね。
それにはある程度新しいアプローチは必要かもしれませんが。
さてレトロな物件を御紹介するこの企画、
今回は来たる紅葉シーズンにおススメのスポットを御紹介いたします。

それがこちらの旧信越線めがね橋、正確には碓氷第三橋梁と呼ばれる、
レンガ造りの美しいアーチ橋です。

この橋は群馬県安中市の山の中、碓氷峠と呼ばれる難所にあります。
かつてはここに信越本線の旧線が走っていて、その線区にあった橋が残されているのです。
詳しい場所はこちらの地図にて御確認下さい。

日本有数の避暑地軽井沢へ向かうには今では新幹線で簡単にアクセス出来ますが、
新幹線開業以前はJR信越本線の特急列車で向かうのが一般的でした。
その軽井沢の直前に難所碓氷峠が立ちはだかっているのです。
碓氷峠の入り口となる横川駅で補助機関車を連結しないとここを通過出来ませんでした。
何故かというとこの碓氷峠、鉄道にとっては過酷な66.7‰という急勾配だからです。
66.7‰というのは1000m進むと66.7m登っているという意味です。
信越本線は明治時代に開通しました、この当時の技術では66.7‰という急勾配を制するには、
特殊な方法を取らざるを得ませんでした、その方法がアプト式と呼ばれる運転方法です。
これは通常2本のレールの間にもう1本歯車をかみ合わせるレールを設置し、
車輛側に取り付けた歯車がこれに噛み合うことで滑ることなく急勾配を登る方法です。
この方法は昭和38(1963)年に新線が開通するまで続けられ、新線開通以後はこの旧線は廃線となっていました。
しかしこのめがね橋こと碓氷第三橋梁を始めとして多くの鉄道施設が残されて、
今では”アプトの道”と名付けられた遊歩道として整備されています。
従ってクルマやバスで直接このめがね橋を訪れることも可能ですが、
横川駅から伸びるこの遊歩道”アプトの道”を歩いてこのめがね橋にアクセスすることも可能です。
よーぶん氏はこれからの紅葉の時期はこの遊歩道を歩いていくのをおススメします。
とにかくこの旧線跡の遊歩道沿いで見る紅葉が素晴らしいからです。

めがね橋に向かって歩いていると幾つかトンネルがあるのですが、
そのトンネルの中から紅葉を撮った写真ですが、見事な紅葉ぶりでしょ?
まためがね橋自体の上から山々を眺めるとこんな感じ。

小さく写っている橋は新幹線開業で廃止となった旧信越本線新線の鉄橋です。
小さくてわかりにくいですが鉄橋が傾いていますよね?
新線も勾配は66.7‰のままなので列車は補助機関車に押されて碓氷峠を登っていきました。
しかし碓氷の山々の紅葉は見事ですよね。
そして最後にこのめがね橋と紅葉の山々を広角レンズでパース活かして撮った写真を。

横川駅から遊歩道”アプトの道”はこのめがね橋よりさらに先、旧熊ノ平駅までの約6km余り続いています。
結構な距離はありますがホントに紅葉の季節は素晴らしい景色ですし、
明治生まれのレンガ橋にレトロを感じ、美しい紅葉を目で楽しんでみてはいかがでしょうか?

ちなみにこの”アプトの道”の途中には”峠の湯”と呼ばれる日帰り入浴施設もあるので、
歩き疲れたら温泉でしっかり身体を癒しましょう。
きっと素晴らしい紅葉狩りになるのではと思います!

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