SONY α7C発表に思うこと

こんにちは、よーぶんです。

先日SONYから新しいコンセプトのフルサイズミラーレスカメラが発表されました。
その名はα7C。α7C
“C”はコンパクトの”C”だとSONYは説明しています。
スペック等への印象はこちらの記事を参照下さい。

発表された後、いろんな方の印象がSNS等で発表されていますね。
それらをよーぶん氏が見たところ、賛否両論という印象です。
小型軽量のフルサイズ機というコンセプトに好印象な方もいらっしゃる一方で、
価格が高いとか、今となってはα7iii譲りの基本性能は古いとか、
酷評という感じのインプレッションも見かけます。
この賛否両論の状態を見てるとα7Cは、
やっぱり新しいコンセプトを帯びて送り出された、
ある意味良くも悪くもSONYらしい製品だなと改めて思いました(笑)
SONYって、こういう挑戦的な新しいコンセプトをやるメーカーなんですよ。
なのに少し言葉足らずで、とにかく誤解されやすい(笑)
だから酷評されるケースも多いんですよね。
今回はこのα7Cについて前回の記事では書かなかった、
よーぶん氏の考えるSONYの思惑を記事にしたいと思います。

まずよーぶん氏のα7Cに対する印象はとても好意的です。
はっきり言って欲しいです。
よーぶん氏はα7iiiを毎日の通勤にも持ち歩いていますが、
それをこのα7Cに置き換えたいくらいです。

よーぶん氏がα7Cを好意的に考えているのは、
まずよーぶん氏がプロのカメラマンでもなければ、
長く写真を趣味にしてきたハイアマチュアカメラマンでもなければ、
カメラの専門家でもない、初心者相当のカメラマンだからだと思います。

今回つくづく感じたのはネット上のレビュー記事等を参照する場合、
必ずしもプロや専門家のレビュー記事が参考になるかわからないということです。
これはよーぶん氏がプロや専門家のレビューが悪いと言っているのではありません。
プロや専門家の視点が必ずしも万人向けの視点ではないということです。
彼らは撮影のプロであり撮影機材の専門家であるので、
彼らの視点は基本的彼らの専門家的主観が多く入ってくるのは当然です。
その彼らの主観と相容れないからといって、
その製品が悪いかというとそれはまた別問題だと思うのです。
そういう専門家的なちょっとマニアックな視点が入ってきているんだと、
そこを加味して彼らのレビューを見る必要があると思います。

さてα7Cそのものの話に戻りましょう。
まず多くの方が誤解してるんじゃないかと思うことがあります。
SONYは明らかにα7Cをエントリーモデルと位置付けていません。
ソニーストアを見て下さい、α7Cは”ハイアマチュアモデル”に位置付けられて、
α7iiiの次に紹介されています。
エントリーモデルとしては価格が高いなんて評価してる方がいましたが、
そもそもエントリーモデルじゃないんですよ、α7Cは。
コンパクトな”ハイアマチュアモデル”とSONYはα7Cを考えていると思うのです。
SONYがどの層までを”ハイアマチュア”と考えているのかは定かではありませんが、
そういった層に向けてフルサイズにおいて、
SONYは2つ目のカメラデザインを提案することにしたんだと思います。
1つはα7iiiに代表される従来の一眼レフ的デザイン。
そして2つ目がα7Cのコンパクトデザイン。
だから売り文句が”もっと自由なフルサイズへ”なんだろうと。
ここにSONYのメッセージがはっきり出ています。
フルサイズカメラは大きいものではないよ、
また一部のカメラ愛好家だけのものでもないよ、もっと自由に楽しめるものだよと。

そしてSONYのこのメッセージは主として誰に対して発せられたものか。
それはスマホが実質的にエントリーカメラとなっている層に対してだと考えます。
多くの方が言うエントリーモデルというものはもう必要ない、
なぜならほとんどの人がスマホで写真というのを楽しんでるじゃないか、
つまりスマホこそ実質的なエントリーモデルだと、
SONYは考えるようにしたのではないかとよーぶん氏は感じるのです。
そう考えると最近のSONYのスマホ、Xperiaシリーズの動向も興味深いものに見えてきます。
ここのところのXperiaシリーズはαの技術が多く採用されています。
また遅ればせながらXperiaにも多眼レンズの採用もされるようになり、
最新のXperia 1Ⅱに至ってはZeissのトリプルレンズです。
こういった動きに対して一部からはαの領域を食ってしまうんじゃないかと危惧の声も聞こえますが、
それはスマホとカメラを別として捉えるからそんな考えになるわけで、
スマホとカメラを連続的なものとして捉えるならば、
スマホとカメラのどちらも製品化しているSONYにとって、
より多くの方が手にするスマホに、どさくさに紛れてじゃないですが、
αで培われた技術まで持たせてしまってエントリーカメラとして仕立て上げるのは、
そのXperiaで写真や動画の楽しみに魅せられてしまった人々を、
将来的にαへ誘導しやすいという論法になるだろうと思うのです。
例えばスマホで多眼レンズを実感することでレンズ交換に価値を見出した方は、
レンズ交換式カメラにスマホにはない魅力を感じるかもしれません。

さらにSONYとしてはスマホで写真や動画を楽しむ人々にとって、
レンズ交換式カメラを手にしてもらうには小型化が必須だと考えたのです。
さらにスマホの小さいセンサーよりも、
フルサイズセンサーだと写真や動画にもっと可能性が拡がることを知るSONYは、
フルサイズ機の小型化をα7Cで実現したのではないでしょうか。
ちなみに最新のXperia 1Ⅱを横向きにすると幅166mm、高さ72mm、厚さ7.9mmです。
一方α7Cは幅124mm、高さ71.1mm、厚さ59.7mmです。
厚さはともかく、α7Cの方が幅も高さも最新スマホよりも小さい、
特に高さがわずかに小さいというかほぼ同じなのは偶然でしょうか?
このスマホに近いサイズ感、これこそ”コンパクト”というコンセプトの正体かと。
ただ小さいだけではなく、スマホに近い小ささであることが、
α7Cの持つ意味、すなわちSONYの戦略なのだろうと思います。

従ってプロカメラマンなんかのレビューはあまり意味がない気がするのです。
シャッタースピードが1/4000秒止まりだとか、カスタムボタンが少ないとか、
SONYがα7Cのメインターゲットとして考えていると思われる層にとって、
それらはあまり問題にはならないとSONYは判断したのだと思います。
しかし一方でスマホユーザーを誘導するモデルであるとしたならば、
タッチパネル機能は物足りないかなと思います。
ピント合わせやシャッターだけではなくメニュー操作なんかも、
液晶画面でのタッチ操作が出来るようになれば、
ますますスマホユーザーには抵抗がなくなるでしょう。

もちろんSONYもα7Cが彼らの考えるコンセプトの完成形とは思っていないでしょう。
多分にα7Cは観測気球的な要素も持ったモデルだとも思います。
CanonやNikonといった主要なカメラメーカーはスマホを製造していません。
SONYはこのアドバンテージを活かして、
腰を据えてこのコンセプトのモデルを煮詰めてくるのではないでしょうか。
ひょっとするとこのα7Cは歴史を変えたカメラとして、
後の世において評価されるコンセプトを持ったカメラかもしれません。

☆この記事を読んだ方は下記記事もおススメ!☆
1. α7CをSONYが発表!よーぶん氏はどう見た?
2. SONY α7iiiを2年間使用したレンズ交換式カメラ初心者よーぶん氏がレビューします!
3. ついにXperiaがキャリア以外で買える!最新Xperia 1Ⅱらがソニーストア等で発売!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です