こんにちは、よーぶんです。
よーぶん氏、風景だけでなく花撮りもします。
なのでマクロレンズも所有しています。
所有しているのはSONYのSEL90M28G。
巷では解像度番長とも呼ばれるシャープすぎるくらいに解像力のあるレンズです。
発色も鮮やか、ボケも綺麗で非常に気に入っているレンズです。
しかし先日SIGMAがフルサイズミラーレス用中望遠マクロレンズの発売を発表しました。
(SIGMA HPより)
それもArtレンズでです。
キャー、どんなスゴいレンズなのかしらと思って調べてみました。
1. SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artとは?
中望遠105mmの焦点距離で開放値F2.8の等倍マクロレンズです。
そしてフルサイズミラーレスへの専用設計として開発されており、
対応マウントはLマウント及びSONY Eマウントとなっています。
こちらにSIGMAのリリースのリンク貼っておきます。
SIGMAは現在レンズを3つの製品ラインでラインナップしていて、
今回のこのレンズはその中の”Art”と呼ばれる、
最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発され、
高水準な芸術的表現の実現を目指したレンズ群の一角となっています。
よーぶん氏の実感としてはこの”Art”レンズは、
キレッキレの解像力、そしてため息の出るような美しいボケ味、
でも光学的な妥協がない故の無慈悲な重さという印象があります。
しかしこのレンズ、重量710g(SONY Eマウント)。
おや、SIGMAのArtにしちゃ軽いんでないかい?
ちなみによーぶん氏が所有するSEL90M28Gは602g、100g強重い程度。
Artレンズは無慈悲に重いという印象がこびりついている(笑)、
よーぶん氏にとって軽いなというのが第一印象です。
ただ最近のマクロレンズに搭載されていることが多い、
手振れ補正機構がレンズ側には搭載されていません。
これを省略することで軽量化を図ったのかもしれませんね。
確かにボディ側の手振れ補正が強力になってきているので、
この割り切りはある程度理解できます。
特にLマウントのPanasonic LUMIX Sシリーズは、
マイクロフォーサーズで培った強力な手振れ補正がウリの1つですしね。
しかしよーぶん氏のようにその場の思い付き(笑)でマクロ風撮影をやる人には、
ちょっとこの点は考える必要があるかもしれません。
マクロレンズとして重要な最短撮影距離は0.295m。
中望遠マクロレンズとしては一般的なところでしょうか。
写りについてはArtレンズですから心配ないと思いますが、
念の為SIGMAのHPにあるサンプルページを見てみましょう。
うんうん、やっぱりシャープで美しい描写してますね。
さすがSIGMAのArtレンズ。
ピントの当たってるところはくっきりはっきりとシャープです。
発色も豊かでキレイですね。
そしてボケ方も輪郭残しながらもふわっとボケていく上品な感じです。
玉ボケもキレイな円形だと思います。
これだと105mm中望遠レンズとしても充分に使えそうです。
AFにはパワフルな超音波モーターを採用して高精度なAF動作を実現し、
対応マウントのボディ側に実装されている瞳AF等の最新AF機能にも対応しているそうです。
ただねぇ、マクロレンズなのでAFスピードにはあまり期待しない方がいいと思います。
よーぶん氏の所有するSEL90M28Gでもそうなんですが、
よーぶん氏としてはまったく問題ないAFスピード、むしろ速いと思うくらいなんですが、
人によっては”遅い”という方いるんでね。
普通のレンズみたいな”ピピッ”といつも即座にAFが合うなんてことは、
マクロレンズにはあまり求めない方がいいとよーぶん氏は思います。
また機能性は充実してるなという印象です。
AF/MF切替スイッチはもちろん、マクロ撮影でのAFには重要なフォーカスリミッター機構、
フォーカスロックボタンといった基本的な機能は搭載されていますし、
絞りリングのクリックスイッチやロックスイッチも搭載されています。
そしてよーぶん氏にとって何より魅力的だなと思ったのは、
Lマウント用のみなのですが専用テレコン(1.4倍/2.0倍)に対応していて、
ワーキングディスタンスは変えずにより高い倍率での撮影が可能ということ。
MTF曲線(SIGMA HPにリンクします)にはテレコン使用時の曲線まで紹介されていますが、
もともと隅まで高い解像度のレンズであるからか、
テレコン使ってもそれほど解像度が落ちていない印象です。
これは本格的なマクロ撮影にはとってもアドバンテージになると思います。
2. まとめ
フルサイズミラーレス用に本格的な中望遠マクロレンズが現れたなという印象です。
手振れ補正の省略はよーぶん氏のようなマクロ風撮影をする人にはネックですが、
もともと三脚やマクロスライダー(マクロスライダー紹介記事にリンクします)の使用が前提な本格的マクロ撮影をする方には、
それほど大きな問題ではないでしょう。
それよりもLマウント用のみというのが残念ですがテレコンの使用が可能な点、
こういったところはまさに本格的マクロ撮影向けのレンズといった印象です。
性能曲線を見る限り画面隅までの解像度も開放値から高く、
それゆえに美しいボケも期待できる素晴らしいレンズだなと思いました。
AFはもちろん使えますが、どちらかというとこのレンズは三脚使って、
じっくりピントを追い込んでマクロ撮影を楽しむ方には、
とにかくうってつけのレンズな気がします。
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